一般社団法人 トナリノ 様

陸前高田市の電力会社、そしてしみんエネルギーで働いている人たちに対しても、「応援したい!」という想いを込めて、契約を決めました。

2011年に「一般社団法人SAVE TAKATA」という復興支援団体を立ち上げ、2020年6月1日に、法人名を「一般社団法人 トナリノ」に変更。地域の困りごとを一緒に解決する「地域の相棒」として活動しています。事務局・デジタル・氷上デザイン(旧:広報制作)・防災伝承の4つのチームで各事業を展開しています。様々な分野を組み合わせることで、より幅広い課題解決方法を提供できる団体です。

インタビュイー:理事 吉田隆介さん

――団体設立の経緯を教えてください

きっかけは、2011年に発生した東日本大震災です。

代表の佐々木と私は、当時関東に住んでいました。出身は陸前高田市なので、震災がおきて、陸前高田市の状況はどうなっているのか!?そして、一番は家族の安否でしたね。

まずは安否も含めて、支援物資や情報を東京でまとめようと活動をはじめました。

「SAVE TAKATA」という団体を立ち上げ、情報の共有、支援物資の搬入や避難所の運営も行いました。

継続して活動していくうちに、法人を設立したほうがいいんじゃないか?となり、2011年に法人登記をしました。2024年で14年目を迎えます。

――団体で大切にしていることは何ですか?

設立当初は、緊急支援から始まった組織です。支援物資の仕分け、避難所の運営、名簿作成の手伝いなど、その経緯もあって地域からいろんな相談ごとがきました。うちでできる一つは、デジタルという分野を使って、外部とのパイプ役として、東京の企業へ連絡をしたり、人を集めるなどの相談ごとに対して、webを通じて解決していたという背景があります。

ずっと変わらずやっていることが、地域の人の困りごとや相談ごとを聞いて、うちで何かできることはないか?ということを考えてから、うちでやるなり、他の人を繋ぐなどしています。うちのサービスや事業に当てはまらないから、うちではできません。と即答は基本的にはしていないですね。

2020年に生まれたスローガン「地域の相棒」を、これからの未来へも継続していくという想いを大切に活動しています。

――挑戦していること、したいことはありますか?

日々挑戦ではありますね。もともと、この地域にデジタルの分野で、一つ会社を作ろうという想いがありました。それが実現できているかなとは思います。これからも継続していくことが、この地域での挑戦になってくるのかなと思いますね。

続けていくというところは難しいことではありますが、これを継続しつつ、デジタル分野で、地域の方々のwebサイト、チラシやパンフレットのデザインなどで、お店の経済効果も見据えてやっていきたいなと思っています。

――しみんエネルギーと契約いただいた経緯は??

率直なところ、「陸前高田に電力会社ができるんだ!」「すごいじゃん!入ろうか!!」というのが最初の経緯ですね(笑)

陸前高田に「思民」という制度があったのですが、SAVE TAKATA時代、思民の事業に関わらせていただいたことがあったので、「しみん」というところに対しての思いれもありました。

個人的に、しみんエネルギーで働いている人たちに対しても、応援したい!という想いや、陸前高田市で電力会社が新しくできたことは、嬉しいことだなということもあって、加入を決めました。

――これからの陸前高田しみんエネルギーに期待すること

正直にいうと、市内に電力会社ができる前までは、そんなに電力に関して興味はなかったですね。契約して、電気を使ってお金を払う。という、一種のインフラというイメージが強かったです。

でも、この地域に電力会社ができて、そこで働く人も当然見えてくる。社名にも、「しみん」というところを掲げているところで、今までは、電力とだけしか見えなかった部分が、働く人やこの地域でやっていることとして、ある種捉えられるようになったかなと思いますね。

個人的に、地域にもいい効果があるのではないかなと思っています。

続けるところが難しいというのが、事業のひとつだと思うので、継続して頑張ってもらえたら嬉しいなと思います!

店舗情報
陸前高田市高田町大隅93-1
TEL:0192-47-3287 /
営業時間 9:00~18:00(定休日 土日祝)
HP: https://tonarino.org/