
2024年12月10日~12日、フィリピンのマニラで開催された第16回アジアEST(※)地域フォーラムに、環境省の招聘を受け大林が参加してきました。このフォーラムは、日本の環境省と国連地域開発センター(UNCRD)などが主催し、各国の環境・交通分野の担当者や専門家、国際機関が集まり、「愛知宣言2030」の進捗状況について共有・議論する場です。

フォーラム2日目の午前中、大林は陸前高田市の震災復興を経た取り組みとして、グリスロ(環境に配慮したスローモビリティ)による地域交通や観光課題の解決について紹介しました。また、陸前高田市が脱炭素先行地域に選定され、地域全体で脱炭素社会を目指す構想についても共有しました。

参加者からは「スローモビリティという発想そのものが新しい」、「地域エネルギー会社によるグリスロ運営支援が独自性に富んでいる」といった反響をいただきました。今年は4月のEST交通環境大賞受賞を皮切りに、11月の「EST創発セミナーin陸前高田」の開催、さらに今回のフォーラム参加といった形で、陸前高田市の取り組みを国内外に発信する貴重な機会となりました。

このような機会をいただいたことに対し、環境省をはじめ関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
※ Environmentally Sustainable Transport: 環境的に持続可能な交通